旧タイプの社会人が転職を決めるまで【ワーママ管理人の体験談】

あなたが”転職”を意識したのは何がきっかけでしたか?
職場の人間関係?給与?仕事内容?仕事と育児のバランス?労働条件?契約終了?

特にワーママの場合、より悩みが複雑になる傾向にありますよね。
子供や家族の状況によって、自分が働く条件も左右されることがあるためです。

転職を検討しているということは、今に悩みや不満があるからですよね。
ワーママといえど、100人いれば100人の転職理由があって当たり前です。

ここでは管理人が転職を決めるまでの経緯を綴っています。
体験談なのであなたの悩みをズバッと解決!という訳には参りませんが、
もし今転職に悩んでいるのであれば、「こんな人もいるんだなあ」という一例として参考になれば幸いです。

転職を決めるまでの状況

管理人は入社8年目で転職しました。
職場環境や業務に不満あり、退職を決めてから有休消化期間中に転職活動していました。
転職先を決めてから退職するのがリスク的にも、精神的にも良いのでしょうが、「この職場にこれ以上いたくない」という思いが勝り、転職活動中に退職を決めました。

管理人の転職前の企業の特徴

  • 歴史のある日系製造業
  • 本社は東京、全国各地に支社+工場あり
  • 転勤の可能性あり
  • 福利厚生は充実
  • 男性9割、女性1割
  • 平均年齢40歳
  • 基本的に年功序列
  • 離職率3%前後

管理人のざっくり社会人年表

年次 イベント
1   理系院卒、エンジニアとして製造業の大企業に就職、関西支社で働く
同じ会社に勤める現夫と出会う                         
3 結婚
5 出産
6 育休
7 夫が関東勤務に
管理人は関西でワンオペ&フルタイム職場復帰
8 管理人の異動希望が通り、関東へ異動
 

6ヶ月後
 メンバーも業務内容も合わず、かつ残業続きで仕事に行くのが憂鬱に
 転職サイトに登録、ゆるく転職活動開始

  8ヶ月後
 上司に相談し、業務を一部減らしてもらうも状況変わらず
 心身不調&会社不信に陥り、転職を決意。転職活動本格化
 

10ヶ月後
 一次面接ラッシュ。
 2ヶ月後に退職する旨上司に伝える(内1ヶ月半は有休消化)

 

12ヶ月後
 転職先決定&退職

管理人の思考の変遷

転職を決めるまで、というか出産するまでは、管理人は少し「古いタイプ」の会社員でした。

  • 会社でバリバリ働いて、出世して、定年まで勤め上げる
  • サラリーマンであれば、会社の意向に従い自分の能力をフィットさせる働き方をすべき
  • 転職なんて一度も考えたことない
    (転職で去っていく同僚には、戦友に裏切られたような、そんな複雑な感情を抱く)
  • 女性であっても、男性と変わらない働きをすべき
  • 出産後も夫と協力し、ベビーシッターなどの制度をフル活用して出産前の働き方は変えない

ただ職場復帰や異動で色々な無理や不満が蓄積されて、自分の心身不調で”これはやばい”と感じるように。
自分だけでなく、もちろん子供や夫の負担も大きかったと思います。

この頃から転職を決めるまでに徐々に考え方が変わり、今ではすっかり別人のような価値観を持っていると感じます。

  • 最優先事項は自分自身と家族、仕事は二の次
  • 今、そして今後、自分がどうありたいか?に正直に向き合う
  • 給与額は大事だけど、もっと心穏やかに働ける環境の方が優先
  • ゆっくり休養することも重要
  • 子供がいながら働くことは簡単じゃない。子供の状況に合わせて柔軟な働き方を
  • どんな会社にいるか、は価値では無い。くだらない見栄を張らない

転職を決意した理由は?

「理由を一言で」と言われると、「人間関係」と答えますが、それだけが理由ではありません。
いろんな不満が募り、最終的に転職することを決意しました。
細かく挙げると↓

気の合わない同僚
信頼できない上司
慣れない仕事
定時後の定例会議
徐々に増える残業時間
長い通勤時間
職場の不満を共有できる友人の不在
会社の大きな組織改変
子供の体調不良

などなど。
ストレスから、管理人の体調面にも不調が表面化したので転職を決心しました。

ただ今振り返ると、何より職場で”孤独”であったことが、ここまで追い詰められた大きな要因じゃないかなあと思います。

仕事内容が異動後大きく変わり慣れないし、業務量も多かった。
それでももし、尊敬できる上司や同僚に囲まれ、忙しくも充実していると感じられれば頑張れる範囲だった。

ただここで「ああもうだめだ」と折れてしまったのは、職場の愚痴や他愛ないおしゃべりができる人を見つけられなかったからかなあと。他愛ないお喋りで、励まされたり、心のモヤモヤが治まることってありますよね。
職場でのモヤモヤって家族や友人では解消されなくて、同じ職場で同じ状況を共有できる、できれば同年代で同性であればベスト!
そういう同僚が職場で見つけられていたら状況は変わっていたかもしれません。
(まあ異動後の職場に同年代女性は0だったんですけどね。)

つくづく、自分は社会的な生き物なんだなと感じます。

最後に

転職比率※は徐々に増加し、2019年には5%を超えたようです。
管理人の周囲を見渡しても、実際に転職をしている人は感覚的に多いなあ、という印象です。

  ※転職者比率:「就業者」に占める「転職者」の割合

ただ会社員みんなが経験するほど一般的ではなく、特に日系の古い企業ではまだまだかなりのマイノリティです。例に漏れず、管理人も転職だなんてまさか自分がするとは考えてもみませんでした。

なので転職を決めるまでは、職場に不満はあるのに、逃げ場のないような息苦しく鬱々とした時期を過ごしていました。

転職を決めてからは、自分で世界を広げられた様な、そんな感覚がありました。
もちろん転職活動で落ち込んだり、不安もありましたが、退職したことに対する1mmの後悔も無いし、むしろ視野も友人の幅も広がったという、そんな喜びが今はあります。

「スキルもないし」、「子供がいるし」などと出来ない理由を見つけて行動を控えるのではなく、展望もないけどまずは行動した当時の自分に拍手を。

そしてその行動に対し、理解と応援をしてくれた家族に感謝を。

この記事を最後まで読んで頂きありがとうございます。
おそらくそんなあなたは、転職を検討されていますよね。

もし、現状に不満があればそれは大きなエネルギーになります。
そのエネルギーを糧に、情報を集めたり、新たな勉強を始めたり、転職活動をしたり、自分のために行動してみてください。

少しでも、あなたのより良い仕事へ、人生へ近づくための助けになれば幸いです。

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